猟奇事件が起こる原因

ふと、考えた自分の解釈がわりと良かったので記しておこうと思う。

 

猟奇事件が起こる原因

猟奇的殺人。それは「普通」の殺人と違いよりも重いと考えられる。それは、私怨などによるいわゆる「人間的」な殺人とは違い「普通」の人には理解ができないからだろう。

それでは何故猟奇事件が起こるのだろうか。

私は「普通」に縛られなかった結果だと考える。私達は日々「普通」に縛られて生きている。

赤信号は渡らない—なぜ?—それが普通だから。
お酒は二十歳になるまで飲まない—なぜ?—それが普通だから。
人は殺さない—なぜ?—それが普通だから。

それらの「普通」はいわば無難な道だ。「普通の鎖」は私達を縛りつつも私達を守っている。しかし、その鎖が間違っていたら。

もし、周りが皆赤信号で渡っていたら。
もし、周りが皆お酒を二十歳になる前から飲んでいたら。
もし、周りが皆人を殺していたら。

鎖を作っているのは「周りの皆」だ。一体何人から「皆」なのかは時と場合によって異なる。

猟奇的殺人者はその「普通の鎖」が乱れた、或いは無くなったのだろう。大抵の猟奇的殺人者には幼少期何かしらの周りの環境問題がある。
それはいじめであったり家庭的な何かではあるが、何かしらある事に変わりはない。
周囲の環境の問題は「普通の鎖」を蝕んでいく。

周りの環境の問題は、私達を縛り、守る「普通の鎖」を壊していく。

最初は単純な「死体」への興味。それすらも「普通」の人なら持たないだろう。持ったとしても“自分で死体を生み出したい欲求”は「普通の鎖」が縛ってくれる。
しかし、その鎖がない人間ならその欲求に飛びつくだろう。

これが猟奇事件が起こる原因だと考える。